家の中の整理しづらいモノ
モノが多い・・・、と感じている方は部屋の中や、押し入れなどを一度ジーッと観察してみてください。
毎年溜まっていくうちわ、どんどん溜まっていくお便りや郵便物、ほこりがかぶった置物、人からもらったモノ
使わないけど高価だったからとりあえずとってある食器、いつか着ようと思っている服、なぜか増えるタオル・・・。
これらの例も含め、意識しないと整理できないモノは家の中にたくさんあると思います。
片付ける=モノとのカタをつける
片を付ける⇒物事をきちんと処理する。けりをつける。決着をつける。(大辞林より)
普段「さぁ、片付けよう!」など口にすることがあると思います。
「片付ける=キレイにする」ととらえがちですが、私は「片付ける=モノとの片(ケリ)をつける」ことだと思っています。
ですから、整理すること(不必要なモノを取り除くこと)と片付けることは同時進行されているのです。
今、家の中にあるモノ達は、勝手に家の中に入ってきたわけではありません。
全て、自分や家族の意志によって家の中にあるのです。
自分の意志で家に入れたモノなのだから、キチンとモノと向き合って、必要ないと思えばそこでキチンとモノと片をつけなければいけないと思います。
片を付けて整理する『自分がモノと片を付けて、それ(不必要なモノ)を取り除く』
「片付けて整理する」の行く末は、モノを処分することです。
処分することが簡単にできるのであれば、部屋の片づけに悩んでいないと思います。
今まで溜めてしまった方、使えるモノを捨てる概念がなかった方でも、考え方を少し変えてみるとモノを処分しやすくなると思います。
整理しづらいモノについて考える
明らかなゴミや壊れているモノなどはすぐに処分できますが、ちょっと思いとどまってしまうモノについてはこちらを参考にしてみてください。
①ぬいぐるみや「目」のついている置物など |
私はすべて洗濯してキレイにしてから紙に包んで燃えるゴミとして処分しました。 |
②壊れていない(完全な形)モノ |
使っていないモノやキレイな状態のモノはリサイクルショップやバザーなどに出して、使ってくれる方に託しましょう。 |
③頂き物 |
頂き物がいちばん処分しにくいかもしれません。 モノをあげる、プレゼントする、という行為は一方的な行為です。ですから受け取る側は使う、使わないは自由です。 大事なのは、受け取った時の感謝の気持ちを相手に伝えること。 自分のために、モノを選ぶ労力やお金を使ってくれたことに感謝することが、いちばん大切なのではないかと思います。 |
④高価なモノ |
高かった服、食器、靴、バッグ…。高かったから捨てられない!と思う方は多いはずです。 しかし、モノは使われるために作られたのです。 ですから、「使わない方がもったいない」のです。 高かったから、普段使いなんてもったいない!と思わずに、じゃんじゃん長ーく使ってあげるほうがモノと自分のためになります。 高かったから、と言ってリサイクルショップに持って行っても、モノによっては二束三文になることもあります。 高かったモノこそ、しまい込まずに、自分のためにぜひ使ってください! |
⑤小さなモノ |
小さなモノは場所を取らないため、気が付かないうちにどんどん溜まってしまいます。 例えば、箸置きやスプーンなどのカトラリー、ボールペンなどの筆記具、ピアスなどのアクセサリー類、子どもの小さなおもちゃなど…。 しかし、チリも積もれば山となる。 小さなモノでも、一つ一つ向き合って片付けなければいけません。 |
⑥子どもの思い出の品 |
これは、処分が得意な私でも相当悩みます。本当のことをいえば、捨てずに全て取って置きたいです。 サイズアウトした服や靴も、全てに思い出がつまっているからです。 ですが、そんなことをしていたら家がとんでもないことになってしまうので、厳選して残します。 まだキレイでシミもついていないような服は近隣の児童養護施設へ寄付します。 それ以外のモノは処分します。 成長の過程がみられる絵や落書きはスケッチブックにはりつけます。 子どものために取って置くのではなく、自分の癒しのために。 つい最近ですが、1年生のときのひらがな・カタカナの練習プリントを取って置いたら、娘に「これは取って置いても仕方ないよ。」と言われ、「あぁ、そうだなぁ。」と思い処分したこともありました。 子どもと相談しながら整理していってもいいな、と思いました。 |
モノを処分するときは
靴下や下着などの衣類は、必ず洗って「今までありがとね、さようなら。」と心の中であいさつします。
「今までお付き合いしてくれてありがとう」の感謝の気持ちを忘れないでください。
上記のモノや自分にとって処分しづらいモノは悩むと思います。
ですが、時間がたつと何があったか、なにを処分したか忘れてしまうものなんです。
処分するときに悩むのは、その時だけなんです。
次回は、『モノを増やさないようにするコツ』について書きたいと思います。お楽しみに!
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