収納を始める前に
「収納」については色々な方法があります。
生活スタイルや性格、持っているモノ、家の造り…などを総合的に考え、個々に合った収納方法を
見つけることによって「散らからない、探さない、戻しやすい、みんなが分かりやすい」が実現できます。
収納に関しては、
・お金をかけたくない
・インスタ映えするような収納にしたい
・収納用品にこだわりたい
・おしゃれにしたい
など、それぞれの理想やイメージがあると思います。
一番初めにもお伝えしましたが、目的やイメージを明確にする、それはとても大切なことです。
オススメの収納グッズなどは別にお伝えするとして、ここでは収納方法の基礎的なことをお伝えします。
収納してみよう①
①まずは、各部屋やスペースで何をするか考えてみる。
今、ご自身や家族が使いづらい、使いたい場所にそのモノがない!といったことはありませんか?
実は今までの「置き場所」に問題があった可能性大なのです。
まずは、各部屋で何をするのか紙に書いてみます。
~例~(私、小田の場合)
リビング | テレビ、DVDを観る。子どもが遊ぶ。 |
ダイニング | 食事をする、子どものプリントに目を通す、書類を書く、パソコンを使う、爪を切る、化粧をする、子どもが宿題をする。(ほとんどここで過ごすことが多いです。だからモノが多くなります。) |
トイレ | 用を足す、掃除をする。 |
脱衣所 | 服を脱ぐ、着る、洗濯をする、体重を計る、歯を磨く、顔を洗う、髪をセットする。 |
このような感じでどんどん書いていきます。なるべく細かく書くとベストです!
②行動によって何を使うかを考えてみる。
①で何をするか書いてみました。
次は、その時に使うモノを書いてみます。
例)洗面所 | |
顔・手を洗う | ハンドソープ、タオル |
髪をセットする | ドライヤー、ヘアケア商品 |
体重を計る | ヘルスメーター |
洗濯をする | 洗剤、洗濯ネット、洗った洗濯を入れるカゴ |
髪をセットする | ドライヤー、ヘアスプレー等 |
歯を磨く | 歯ブラシ、歯磨き粉 |
体を拭く | タオル |
こんな感じでそれぞれ書いていきます。
③収納スペースと照らし合わせて収納していく
例にあげた洗面所で考えてみると、今使っている収納用品の特徴を捉え、なるべく収納用品に入るように
収納していきます。
ここでポイント!
収納してみよう②
≪収納のタイプを考える≫
『シェルフ(棚)』
特徴:横から見やすい(スーパーなどの陳列棚)
主に使われている場所
キッチン、シューズクローク・下駄箱、本棚、食器棚、洗面台収納、冷蔵庫、押し入れなど
メリット
稼動棚タイプでは、背の高いタイプのモノも収納できる。
扉がついていなければ、ワンアクションで取ることができる。
デメリット
使いやすい高さが限られる。奥のモノが出しづらい。
扉がないタイプ(飾り棚など)はホコリが溜まる。地震の時はモノが落ちてくる。
収納の際、気をつけるコト
・手の届かない場所はモノを入れない。(目に見えないと入れたことすら忘れてしまいます)
例)キッチンの戸棚の一番上の部分など。
・軽いモノは上に、よく使う重いモノは腰高(ホットプレートなど…低い位置は腰を痛めます)、
背の高い重いモノ(水やペットボトル、お酒)は下に収納する。
使いやすい位置は目線から腰高の位置です。
≪収納例≫
- A
- B
A:コーヒーや紅茶類を収納している棚です。
棚は奥に置いてしまうと、奥のモノが取り出しにくくなってしまうので、なるべく横一列に並べるようにしています。
B:Aと同じ棚の下の部分です。
子どもが使っているトレーは立てて収納しています。使っているモノはダイソーで購入したディッシュスタンドです。
その下にはコーヒー、紅茶、麦茶のストックが入っています。
何が入っているかはラベルに書いてあります。
『箱』『引き出し』
特徴:上から見やすい
主に使われている場所
救急箱、キッチン、タンス・チェスト、洗面台、TVボード、冷蔵庫の野菜室や冷凍室など。
メリット
ほこりが入りにくい、外から見えない。
デメリット
外から何が入っているかわからない、ついついなんでも入れてしまいがちになる。
収納の際、気をつけるコト
・上から見たときに見やすくしておく。
・一つの引き出しなどにモノを数種類収納する際は、間仕切りやカゴ、空き箱などを使い、モノの部屋を独立させる。
・違う種類のモノはなるべく重ねない。
・使用頻度が高いモノは手前、低いモノは奥に収納する。
≪収納例≫
- A
- B
A:子どもの服の引き出し。1アイテム1収納。服の特徴が見てわかるようにすれば、広げなくても分かりやすい。
ギュウギュウに詰めすぎないこと。
B:子どもの園グッズの引き出し。右からハンカチ、毎日使うお手拭き(2枚セット)、ナフキン・マスク、ティッシュ。
100円ショップの仕切りケースでアイテムごとに収納。ティッシュは増えたり減ったりするので、牛乳パックを二つ組み合わせて
増減収納可能になってます。
- C
- D
- E
C:自宅キッチンの引き出し。奥行きがすごーくあるんです。滑り止めでコルクシートが敷いてあります。
D:ラップのみ収納しています。
E:文房具を入れています。種類が多いのですが、仕切りでアイテムごとに分けてラベリングをしています。